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ネットカジノを利用するなら知りたいギャンブルと税金のこと

Published / by joyouspretty / Leave a Comment

はじめに

日本ではカジノは非合法であるため、リアルカジノで遊ぶためには、マカオやラスベガスなどの海外に出向くしかありません。
しかし、ネットカジノは、スマホやパソコンから簡単に登録ができ、しかもリアルカジノと同様にお金を賭けて遊ぶことができます。

また、コロナ禍によって海外への渡航が制限された事や、外出自粛により自宅で過ごす時間が増えたことなどにより、ネットカジノの利用者が増加しつつあります。

そのため、日本語表示のサイトを設けたり、日本語でのサポートを行なうカジノも増えてきており、ネットカジノに興味や関心を持つ人は今後も増えていくでしょう。

ただし、ネットカジノを利用する際には、儲けたお金にかかる税金の扱いに注意する必要があります。

ここからは、ネットカジノと税金の関わりについてお伝えします。

ギャンブルで儲けたお金と税金

ギャンブルで儲けたお金と税金
日本の税制では、競馬や競輪などのギャンブルで儲けたお金も課税の対象になります。
ネットカジノで利益を得た場合も同様です。

ただし、競馬や競輪などのギャンブルで儲けた人の中で、実際に確定申告をして納税した経験のある人は、ほとんどいないでしょうか。

これは、ギャンブルで儲けたお金は現金で支払われるため、税務署がお金の具体的な流れを把握できないことが理由です。
例えば競馬の払い戻し金は、当たり馬券と引き換えに現金で支払われますが、支払った相手がどこの誰かは記録されていません。

今の日本では、競馬や競輪などのギャンブルで儲けたお金は、本来は課税対象になるが、税務署が把握できないため、税金を徴収できないというのが実情です。

ネットカジノと税金の取り扱い

ネットカジノで儲けたお金は競馬や競輪などと異なり、直接現金で受け取ることはできません。
運営元が海外の事業者なので、お金を受け取るためには、日本国内の金融機関に振り込んでもらう必要があります。

そのため、カジノで儲けたお金の出入りについては記録が残るので、税務署がお金の流れを把握することができるのです。
特に、個人が海外の事業者などと大きな取引を行った場合にはマネーロンダリング防止のため、金融機関は詳細な記録を残すように義務付けられています。

こうした理由から、ネットカジノで大金を儲けた場合などは、適切に申告して所定の税金を納付しないと、無申告あるいは脱税とみなされてペナルティを受ける恐れがあるのです。

ネットカジノの儲け金に掛かる税金の計算

ネットカジノの儲け金に掛かる税金の計算
ネットカジノを含むギャンブルで得た利益は、税法上は保険の満期金や懸賞の当選金などと同じ種類の一時所得として扱われます。

所得は、収入から必要な経費を差し引いた利益のことです。

ネットカジノなどギャンブルの場合には、勝利金を獲得するために投じた賭金が経費にあたります。

また、一時所得には50万の非課税枠が設けられているため、1年間の儲けが50万円までであれば課税の対象になりません。

注意する必要があるのは、ギャンブルの勝利金を獲得するために投入した賭金の取り扱いです。

ネットカジノはギャンブルなので、勝って利益を得ることもあれば、負けて損失を出すこともありす。

負けた勝負の賭金は経費にならない

負けた勝負の賭金は経費にならない
しかしながら、ギャンブルによる所得計算では、賭金が経費として認められるのは、勝った場合だけです。

負けた場合の賭金は経費として認められません。

わかり易くするために、以下の例で説明します。

ネットカジノで1年間に2回プレイした場合の例

     賭金   勝利金  利益・損失
1回目  100万   200万   △100万
2回目  100万     0    ▲100万
年間合計 200万    200万      0

上記の場合、年間トータルの利益はゼロなので所得もゼロになると思われるかもしれません。
実際に事業や商売で得た収入であれば、そのように扱われます。

しかし、ギャンブルで得た収入で経費として認められるのは、勝負に勝った場合の賭金だけなのです。

勝負に負けた場合の賭金は経費として認められません。

上記の例では、200万の勝利金を得るために投入した100万の賭金だけが経費になり、損失を出した2回目のプレイに投入した100万の賭金は経費にならないのです。

そのため、上記の例では年間トータルでは利益が発生していませんが1回目のプレイで得た100万の利益だけが所得とみなされてしまいます。

実際に課税の対象になるのは、100万から非課税枠の50万を差し引いた額であり、上記の例では25万になります。

課税対象が25万の場合、納付する税金は年収400万のサラリーマンであれば、所得税と住民税を合わせて3万~4万程度になります。

通算すれば利益が出ていないのに、課税されるということに納得がいかない方も多いかもしれませんが、これが日本の税制のルールなのです。

こうした扱いは、ギャンブルで得たお金は臨時収入・あぶく銭であり、事業や商売を営んで得た収入と同じではないという考え方に基づいています。

ただし、実際にネットカジノを利用している人の中で年間50万を超える利益を獲得できる人は稀であり、大部分の人は税金の心配をする必要はないでしょう。

とはいえ、ネットカジノのスロットなどは高額な大当たりが出ることもあり、そうした幸運を掴んだ、人はきちんと確定申告を行って納税する必要があります。

おわりに

普段はギャンブルで儲けたお金に対する税金など考えた事がない人でも、ネットカジノを利用する場合には、意識しておく必要があります。

ネットカジノでのやり取りは記録が残りますし、儲けたお金は金融機関の口座に振り込まれるため、税務署が把握することが可能だからです。
ネットカジノで大儲けしても確定申告をしていなかった人には、突然、税務署から連絡が来るということもあり得るのです。

ネットカジノは今後も普及拡大を続け、利用者の数も増えていくでしょう。
ただし、ネットカジノで儲けたお金は課税対象になるということは、忘れてはいけません。

ネットカジノを利用した際には、日々の賭金や儲けをきちんと記録しておくことをお勧めします。